【二つの山河】 中村彰彦

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二つの山河とはドイツと福島県の会津である。

主人公・松江豊寿は陸軍の軍人、大正6年、第一次世界大戦後、敗戦国となったドイツ人捕虜(主に、中国の青島)を
収容するため、徳島県・鳴門市に設置された俘虜収容所の所長であった。
鳴門市以外にも、収容所は作られたのだが、彼の俘虜たちに対する接し方は他の収容所とは全く異なっていた。
陸軍上層部を説得して、大幅な自由、自治を認め、様々な技術や設備を収容所内に展開させた。

一方、彼は会津人であったため、賊軍の汚名を着せられた時代、軍人になるしか道はなかったのであった。

結果、後年になってドイツに帰国した俘虜たち、その子孫から多大にその姿勢や人格を称賛されることになった。

現在、その地には鳴戸市が記念館を建てて資料を展示している。

生まれた時代、境遇をを誰も自分で選ぶことはできないが、自身で確立した姿勢を貫いたことに敬意を表すものだ。

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